2009年4月26日日曜日

十数年前の…内蔵HDDなしのPCを廃棄した

この土日、わが家のPCルーム──といっても最近はノートPCばかり利用しているのでこの部屋の利用はあまりない──の片付けに着手し、おおよそ十数年前からほとんど根本的な整理もせず堆積するにまかせてきた書類、書籍、ソフトウェア、そしてやたら重たいCRTディスプレイやPC本体ほかのハードウェアを部屋から運び出した。

たったの十年でもやたら古く見えてしまうのは別にコンピュータ関係のものばかりではない。自分や家族の写真を見て、こんな顔をしていたのか、とちょっと感心(?)してしまったり、新聞紙のすさまじい劣化具合に驚いたり、なんでもないパンフや雑誌などの印刷物に「時代」を感じてしまったり、そしてなんと言っても「どうしたらこんなところに?」という箇所にてんこ盛りにたまった綿ぼこり。

しかしやはりPCの時間の進み方はちがう。片付たものの中には内蔵HDDなしのPCがあった。ようするにFDDと、ほんのわずかなRAMでもって動くもので、これは外部接続のHDD──それもせいぜい何十MBという程度のもの──を幾つかつないで使っていた。聞けば、Windows3.x以前の機械とのこと。

かように時間を語ることによってひとは自ら年老いるわけだろうか…いやまあそれにしても十年ごとの掃除でこうして年老いるのでは、なんというか自身の過去をブチリブチリとちぎって見ているようで、まったく他人様の足跡でも見ているような気分ではある。

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