2009年3月2日月曜日

OpenOffice.orgのImpressに決意を挫かれる

 Use OpenOffice.org
OpenOffice.orgのプレゼンテーション・ドキュメント編集ツール,Impressをここのところ意識して頻繁に使用してきたが,決意を挫かれた.

ふつうにテキストを入力していくと,行間がおそろしく狭い.「メモ帳」(ノートパッド)で書いているみたいで,本当に読みにくい.

もちろん行間は「段落」設定パネルや,「書式とスタイル」に登録されたスタイルごとの設定パネルで変更できる.ところがこれを変更すると,キャレットや選択されたテキストの範囲を示す青色のマーカーの位置がテキスト表示そのものの位置とズレたり,編集中のテキストの下端がカットされた状態で表示されたり…

さらに唖然としてしまうのが,文字間隔の設定.文字間隔も行間同様,デフォルトではまったく開いていない.しかも「段落」や「スタイル」単位の設定にはこの文字間隔がない.つまりもし文字間隔を調整したければ,一々テキストを選択して「文字」パネルを開いて,そこで間隔を数値指定していかなければならないのである.

(上記については訂正.「表示」→「マスター」で,マスタースライドを表示して,そこでテキストボックスごと選択した状態で「文字」パネルを開いて文字間隔を指定すると,すべてのスライドで文字間隔設定を共有できることがわかった.)

おまけにプロポーショナル・フォントを使用すると,ただでさえ狭かった文字間隔が災いしてか,カギ括弧のはじめ終わり(」)と(「)を連続して使用すると,2つが重なってしまうことがある.日本文と欧文が混ざっているテキストに下線を引くと,日本文の部分と欧文の部分との間に隙間があいてしまう.線の太さも,位置も,不自然にズレる.

これでは現実的に使用できないではないか,という結論になった.もちろんLinux環境では事実上これ以外の選択肢はないのではないかと思う(KOfficeもあり?).それで決意して,意識的に使用してきたのだが….困ったことである…

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