何かの拍子に思いついて、研究室のPC上で稼働しているWindows XPをアップデートすることになったのだけれど、この過程でそのWindowsが2005年以来アップデートされていないことが分かった。
それもなんとWindwos XP SP1段階なのである。すでにSP3がリリースされている今日にあってこれである。ClamWinでウィルスサーチをすると、スパイウェアがいくつか見つかった。「いくつか…」で済んでいるのは、つまりこのPCがあくまでも「研究室の…」だからだろう。
もともとWindows XPのアップデートはMicrosoftのサーバーの問題か、プロセスがとても長い。結局数時間かけてSP2までアップデートし、IEは6から7へアップグレードした。(その後SP3にアップデートしようとしたが、なぜかその途中でWindowsが異常停止してしまった。)
アップデート・ファイルの中には、2004年付けのものもあるのだから、随分である。それにしてもなんでこんなPCが存在してしまうのか。このPCについていえば自動アップデート機能が解除されていた。2005年ころ、研究生のだれかが「Windowsのお節介」を断ってしまったらしい──もちろんそのような愚行こそ「お節介」、否「ご迷惑」なのだが。
とにかく遅いアップデートである。こんなに溜め込まれたら、堪ったものではない。こんなOSが稼働しているところにいつもUSBを差し込んで使用していたと思うと…。
年に数回ニュースになる、頑迷固陋なるWinnyユーザの引き起こす事件にはいつも呆れるばかりであるけれども、そういうニュースを見ている一般のひとのうちにも、相当数OSのアップデートをせずに、自身にとってばかりでなく他人にとってすらリスクとなっている人びとがいるのだろう。
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