原典は、“Vala on Windows”(2011年3月14日取得)です。
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WindowsでValaを動かす
Valaはいつもソースコードの形式でリリースされます。しかしValaコミュニティのメンバーが、Windows向けのバイナリを提供しています。.exeファイルとして提供されているインストーラにより、Windowsのための必要最低限のGNU環境(MinGW)──GlibやGTK+といったライブラリとともに、CコンパイラとValaコンパイラを提供します──をインストールできます。
インストールが終わると、次のようにしてValaプログラムをコンパイルできるようにります。
> valac hello.vala
GTK+ライブラリを使用したアプリを起動した際に、コンソールウィンドウが表示されてしまう問題を抑制するためには、次の手順をとってください。
- MinGW API for MS-Windowsをダウンロードします。“w32api-x.xx-mingw32-dev.tar.gz”という形式の名前が付いたファイルです。(訳者:“dev”という接尾辞のあるものです。)
- ダウンロードしたアーカイブファイルを、Vala(もしくはMinGW)がインストールされているディレクトリに展開します。(訳者:前述の.exeを使用してValaコンパイラ環境をインストールすると、Cディレクトリ直下に“vala-x.xx.x”というディレクトリが作成されます。このディレクトリには、libやincludeといったディレクトリが配置されています。MinGW API for MS-Windowsのアーカイブファイルを展開するとlibやincludeといったディレクトリがあらわれるので、これらをC:\vala-x.xx.x/libやC:\vala-x.xx.x/includeに上書きします。)
- Valaコンパイラを“-X –mwindows”というオプションとともに呼び出します(訳者: “-X –xxx”というのは“-xxx”の部分がCコンパイラに与えられるオプションであることをあらわしています)。
> valac -X -mwindows --pkg gtk+-2.0 hellogtk.vala
(最終更新: 2011年1月4日 13:04 /執筆: NicolasJoseph)
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