Mozilla Re-Mix Thunderbirdベースのクールなメールクライアント「POSTBOX」──で知った、Thunderbirdベースのメールクライアントソフト
POSTBOXを早速インストールしてみた。
これは、Thunderbird3(まだベータ版)をベースにしているのだろうか? メッセージ閲覧画面、「Cotacts」画面(アドレス帳、とは違うらしい。これは別ウィンドウで表示される)をそれぞれタブで開く。
またメッセージ表示の上部のヘッダー情報の部分に、“Topics”(Thunderbirdでいうところの“タグ”)を簡単に付けることのできるボタンがあったり、メールにアノテーションをつけたり(「Annotate」)、メールにToDoマークをつける(これはThunderbirdでは「スターを付ける」機能か
※)ことができるボタンが用意されている。
※だから、メニューで「View」→「Sort by」と進むと、一覧の中に「Star」というのがあって、これは「View」→「Pin To-Dos」というのと機能が似ている。どれほどの違いがあるのか…とも思う。ただ単純な機能の重複ではないようで、たとえば「Pin To-Dos」にチェックをいれた状態(ToDoマークのついたメールをメッセージ一覧の最上部に優先表示する)のまま、「Sort by」で「from」を選んだり、「Date」を選んだりできる。メッセージをSubjectやDate、Topicsなどによって整列する機能(「View」→「Sort by」→…)にはバグがあって、これらの操作をしてもメッセージ一覧画面が更新されなくなる問題が確認できた。ToDoはまた無から作る──つまりメールにToDoマークを付けるのでなしにまさにToDoとして追加する──こともできる。追加したToDoは他のメッセージとともに、メッセージ一覧画面に表示されることになる。
が、日本語のタイトルを入れると、文字化けする。文字化けというか、日本語部分はみな「?」になる。がっかり。アイコンは“Tango”っぽくもあるが別物。Homeボタン(メールの検索結果一覧画面などから受信トレイInboxに戻るためのボタン
※)のアイコンはUbuntuの“Human”テーマで見たような…。オリジナルアイコン、もしくは他のアイコンセットとの組み合わせかもしれない。
※いわく、「Take me back to my Inbox and clear any search criteria.」。UIはわるくない。Thunderbirdのメッセージ一覧画面で、メッセージのタイトルから日付から、何から何までそのメッセージに付けたタグ(POSTBOXでは“Topics”)の色になってしまう問題は改善されていて、メッセージに付けられたタグ(Topics)の名前の部分のみ色が着く形になっている。これで、
ひとつのメッセージに複数のタグを付けた場合にも、一つのタグの色しか反映されない、という問題はなくなっている。
今のところユーザインターフェイスで使用できる言語は英語のみ。上述のToDoタイトルの問題も含め、多言語対応が進むとうれしい。
あと、
POSTBOXには“拡張機能”がない。これについてはそもそもThunderbirdの“拡張機能”自体が──すくなくともFirefoxのそれと比較すれば──そう多くないこともあって、また実際僕自身使いたいと思う拡張機能が少ないということもあって、いまのところ不満はない。