2008年8月11日月曜日

道新を急いで読む 8.03

長らくため込みがちにしてしまっていた新聞を急いで読む。

8月3日

1面には共同通信社による内閣支持率関連の世論調査や赤塚氏の話などが載っている。

2面。中国のオリンピック開催決定に至るまでの歴史について、左半面を割いている。
今回の北京オリンピック招致が決定したのち、「社会の安定」のためという名目のもと、人権擁護活動家や社会的マイノリティに対する弾圧を強めてきたこと、オリンピック開催のため補償なく立ち退きを強制され、これに抗議したため逮捕・起訴された人びとのことにも触れている。「一気に民衆活動が活発化し、中国が混乱する恐れがある」という社会科学院研究者のことば。
今の中国の状況が「秩序」だというのならば、「混乱」こそが必要ということになろうか。

7面。過去150年間でその面積を半減させたアルプスの氷河、オーストリアでは2005年から太陽光の90%を反射するシートを氷河末端にかぶせ、氷河の後退をとどめる試みがはじまっている、とのこと。

31面。文献上では、アイヌ民族(クリル人)の生活圏がカムチャッカ半島までおよび、現地の住人と交流のあったことも指摘されている。これを考古学的に(物質文化的に、と言い換えていいだろうか)検証するための発掘調査が、2004年から明大・高瀬克範氏によって行われている、というはなし。発掘地・ナルィチェヴォ遺跡では、今のところ「アイヌ民族の遺跡と裏付ける遺物も、否定する材料も出ていない」(同氏)。

0 件のコメント: