2008年9月11日木曜日

休止状態,スリープ,ハイバネーション,…

すくなくとも今使用しているPCのVistaでは,スタートメニューの電源マークをクリックすると,なぜか──ほかの人は知りませんが僕にとっては不思議でなりません!──スリープ処理が実行されます.

「実はスリープボタンの見た目電源ボタン」の右にはロックボタン,その右の矢印を押と,やっとほかのオプションが表示されます.ここらへんはあきらかにXPのときのほうが,いやむしろGNOMEやXfceなどのほうが使いやすいです.ともかくスタートメニューの電源ボタンを押せば,大きくダイアログが表示されて,電源オプションを選べるのですから.

それはそれとして,上述の矢印(というか三角形)をクリックすると表示される電源オプションのなかの,「スリープ」と「休止状態」の違いがいまいちわからず,いや,おそらく休止状態=ハイバネーションなのだろうとは思っていたのですが,何しろノートPCは電源が切れていてもどこかのランプがついていたりするもので,結局「休止状態」中もなんだかこれはスリープの一種なのではないか(電気を消費しているのではないか),と気になった次第.

それでWindowsのヘルプを見てみると,とにかくMicrosoftが「スリープ」を使ってほしくて仕方がないようすがよくわかります.まぁどこかでは素直に「おすすめ」もしていましたけれど.だいたい「休止状態」で検索したのに,出てくるのは「スリープ」の話ばかりです(写真).

そういうMicrosoft側の意図でもって,どうやらスタートメニューの電源ボタンの動作が「スリープ」になっているようなのですが,しかしノートPCを使っている側からすればそんな設定は有難迷惑至極様です.
いくら起動は速いですからいわれても,機能は停止させているのにわずかでも電力を消費されたのではたまったものではありません.PCの筐体にある電源ボタンの動作は変更済みですが,このスタートメニューのほうのはどうしたものか…

それにしても,個人的には,「スリープ」と「休止状態」という表現はすごく曖昧なものに感じます.「休止」などというと,やはりどこか「待機電力は消費します」というイメージがあります.いっそのこと「ハイバネーション」という,カタカナの,固有名詞(?)で表現してくれれば,曖昧さも減ずるように思うのですが.もっともハイバネーションも原義が「冬眠」だとしたら,それこそ「スリープ」と区別がつきにくいかな….

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