2008年9月28日日曜日

さすが麻生内閣,どうしようもない閣僚を入れている

もちろん,自民党のお歴々の「失言」は,以前から,失言や誤解などではなく完全に確信犯による攻撃行為にほかならないのだけど,なるほどこの「連発」ぶりはすごいかもしれない.

26日に謝って,27日にはまたやっている.
(ただし当人は北海道ウタリ協会や千葉県知事・成田市長にはちゃんと「謝って」いるけれども,日教組には謝っていない.なので27日のそれは,いかなる意味においても「失言」などではなく,攻撃を意図した誹謗中傷ということになる.)

新聞紙上などでみると,いちおう「保守の論客」ということになっているらしいが──本人もきっとそれで悦に入っているのである──これは単なる差別主義者である.
「日本は単一民族国家」という認識も,成田空港建設問題についての認識も,またもちろん大分県教委の不祥事は日教組のせいで,同県の児童の学力が低いのも日教組のせいで…という認識も(まずもってこの人の「学力」が疑われるべき),あきらかに佐藤裕のいう「同化」言説──A(差別者)は,B(被差別者)を「排除」する行為を通じて,C(共犯者)を「同化」して「われわれ」をつくろうとする──そのものであると思う.

ようするにこの(元)大臣は,アイヌ民族や琉球・沖縄,在日外国人といった人びとに代表される──日本列島社会を構成するさまざまなエスニシティを持つ人びとを無視し「排除」することによって,同質的な「われわれ」(日本人)を語り,空港建設に抗議した人びとのことを「ごね得」などといって非難することで(「ごねれば得」というのは実際にはありえないことだ),「公」のためには自分を犠牲にできる「われわれ」を称揚し,しまいにはどこかの教育委員会の不祥事の原因を日教組に着せて,自分たちを浄化している.

河村官房長官や野田聖子消費者担当相にとっては,これは人びとを「誤解」させる発言なのだそうだが,もちろんそれは,それこそ彼らの「誤解」以外のなにものでもない.国交相の発言──だけに限らず自民党のみなさんの「失言」のすべて──は「誤解」というレベルのものではない.だって,誰が聞いたって,間違いようもなく,差別発言じゃない,と.

0 件のコメント: