2008年10月22日水曜日

東京都のウェブサイト

都内のとある種類の施設探しをしていて気づいたのだけれども,東京都のウェブサイトの状態には,なにかすごいものがある.

文字サイズの調整や,色遣いの切り替えのためのボタンを用意するなど,今日的なWeb標準への対応が見られるものの,サイト全体のデザインがぐっちゃぐっちゃで,とても見にくい.

ページ内のあらゆる場所にあたかも「われこそはメインメニューだ!」と主張しているかのようなものが散在しており,情報を探す側=自分は,どこから手をつけていいのか,さっぱり分からず,思考停止させられる.

よくみると,ふつうページの上段や左サイドに置かれるメインメニュー(グローバルナビゲーション)が,「東京オリンピック・パラリンピック招致」とか「映像で楽しむ美しき東京」とかの大きな画像によって,はるか下方に押しやられている.

とくにオリンピックについては,ウェブサイト最上部にも巨大なバナー画像があり,その直下には知ったかぶりの軍国主義者で,口の汚さで都の威信を取り崩し続ける石原慎太郎がニコニコしているが,その横にはやはりオリンピック招致のシンボルマークの画像が入っている.

もちろんこれは「やりすぎ」なことが,誰から見ても明らかである.その明らかであることを気づけない,気づいていても気にしない,そういう人びとがコンテンツの運営の指示を出しているのだろう.そういう環境では仕事をしたくないものである.

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